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みさやま紬 用の美学

母が最初に自分で選んで買った着物はみさやま紬だったそうです。

玉葱染の地色に藍染の糸などが横段の霞のように入れてあります。

母はこの着物をよく着るので、もう2回ほど洗い張りをしたそうです。

そして、そのたびにみさやま紬は風合いが良くなったと言っています。

生地の糊は地入れ後も多少残りますが、洗い張りをするほどに残った糊も落ちていきます。

そうすると生地はよりしなやかに、紬本来のふわっとした生地風になります。

表面のけばも取れ、より一層絹の柔らかい艶がでてきます。

色も透明感が増します。

草木染は染めた直後は色素が安定しないので時間をかけて色素が落ち着いてから織るのですが、織りあがった後も経年変化を続けています。

横山さんのみさやま紬は「用の美学」が貫かれています。

つまり、使うことでその美しさが発揮される着物なのです。

長年愛用した木製の家具が、角が取れて飴色になっているような、時間を経て使い続けて醸しだされる味わいのようです。

misayama.jpg

「みさやま紬 織人 横山俊一郎」催事案内のページ





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みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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