服部秀司さんに抓掻本綴帯制作現場をご案内いただきました
去る5月7日、服部秀司さんにご案内いただき、抓掻本綴の工房を見学しました。
僕がまだ綴を織るところを見たことがなかったので、急なお願いにもかかわらず、快く引き受けてくださいました。
「ここで織っています」と案内していただいたのは、マンションの一室でした。
室内の窓際に二台の手機があり、その内一台で職人の方が綴を織られていました。
「手機で織る綴はそれほど大きな設備がいらないので、昔は皆自宅でコツコツ織っていたんです」と服部さんが教えてくださいました。
織っていたのは丁度帯の太鼓の部分で、唐子人形の柄でした。
下絵が置いてあり、それを見ながら織りますが、どのように織るかは職人のセンスによるのだそうです。
「人の顔を織らせたらこの方が一番」と服部さんは仰っていました。
綴は色の数だけ糸を用意し、柄の幅だけ織っていきます。この唐子の柄は服にも七宝の柄が入っていたり、細かい柄でした。
柄の一部を少し織っては別の柄の部分を少し織り、ちょっとずつ織り進めていきます。
糸を寄せるのには櫛を使い、櫛を使えないような細かい部分は櫛のような切れ込みを入れた指の爪を使って糸を寄せます。
全体の張力が一定でないと帯になったときに表面が波打ってしまうので、一部分ずつ織りながらも全体の調子を合わせながらの作業です。

「明日を拓く 抓掻本綴 服部秀司」展
5月20日(金)~5月29日(日)
会場:丸太や 1~2階
「明日を拓く 抓掻本綴 服部秀司」催事案内のページ
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僕がまだ綴を織るところを見たことがなかったので、急なお願いにもかかわらず、快く引き受けてくださいました。
「ここで織っています」と案内していただいたのは、マンションの一室でした。
室内の窓際に二台の手機があり、その内一台で職人の方が綴を織られていました。
「手機で織る綴はそれほど大きな設備がいらないので、昔は皆自宅でコツコツ織っていたんです」と服部さんが教えてくださいました。
織っていたのは丁度帯の太鼓の部分で、唐子人形の柄でした。
下絵が置いてあり、それを見ながら織りますが、どのように織るかは職人のセンスによるのだそうです。
「人の顔を織らせたらこの方が一番」と服部さんは仰っていました。
綴は色の数だけ糸を用意し、柄の幅だけ織っていきます。この唐子の柄は服にも七宝の柄が入っていたり、細かい柄でした。
柄の一部を少し織っては別の柄の部分を少し織り、ちょっとずつ織り進めていきます。
糸を寄せるのには櫛を使い、櫛を使えないような細かい部分は櫛のような切れ込みを入れた指の爪を使って糸を寄せます。
全体の張力が一定でないと帯になったときに表面が波打ってしまうので、一部分ずつ織りながらも全体の調子を合わせながらの作業です。

「明日を拓く 抓掻本綴 服部秀司」展
5月20日(金)~5月29日(日)
会場:丸太や 1~2階
「明日を拓く 抓掻本綴 服部秀司」催事案内のページ
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