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丸太やにレオン・シュピーラーさんがお越しくださった

昨日、レオン・シュピーラーさんが丸太やにお越しくださいました。

カラヤン・ベルリンフィル時代のコンサートマスターです。

継ぎ接ぎだらけのすっごい古そうなバイオリンケースをお持ちでした。

破れたら補修しながらずっと使い続けているんだそうです。

「とっても重いんだよ(笑)でもこれがいいんだ」

と英語でおっしゃっておられました。



何ていうか、そういうところにも、人柄が表れていますね。

物にちゃんと愛情を注ぎ続けることって本当に大事だと思います。

今の世の中には使い捨てが溢れていますよね。

これも大量生産大量消費社会の負の副産物なんでしょうか。

ビニール傘みたいなものも平気であちこちにポイ捨てしてあるし、聞いた中で一番びっくりしたのは、夏の京都では安いプレタの浴衣がトイレなんかに脱ぎ捨ててあるそうです。

僕は、どんな物でも自分が手にしたものは愛情を注いで大切にして、使い終わったら最期の始末までちゃんと責任を持つべきなんじゃないの?って思います。

僕ら買う人間は物を選べますが、買われる物は買う主人を選べないのです。

良い主人にめぐり会えず、粗末に扱われて、挙句に路上に放置されているような物を見かけると、悲しくなります。



物を大事にしない社会って、人も大事にしない社会だし、心も大事にしない社会なんじゃないでしょうか。

短絡的で、刹那的で、独りよがりで、本当の愛を知らなくて、本質的には誰からも愛されない社会なんじゃないでしょうか。

物も人も捨てても捨てても有り余るくらいあるわけではありません。

すべてのもの、すべてのひとは、この世にたった一つだけなんです。

どんな物にも、一つの物にはその物だけの固有の命があるはず。

僕と同じ仕事は誰にだってできるとしても、それでも僕という人間は世界でたった一人。



シュピーラーさんのケースに対する愛情は、世の中の様子とまったく違います。

心をこめて何かを愛するっていうことが、何より人を豊かにするんだっていうことを教えてくれています。

物を大事にできる人って、その物に込められた思いを感じられる人ですよね。

物質的な価値だけでなく、内面的なもの、精神的なもの、歴史的なものの価値がちゃんと感じられる人。

だから音楽も心から愛せるんじゃないでしょうか。

だからベルリンフィルのコンサートマスターとしてだけでなく、ひとりの偉大なバイオリニストとして世界中の人たちから愛されてるんじゃないでしょうか。

初めてお会いして、僕はそんな風に感銘を受けました。



ちなみにシュピーラーさんは14日の金曜日、松方ホールでアンサンブル神戸というオーケストラのコンサートに出演されるためにお越しなのだそうです。

せっかくお会いできたので僕も演奏会聴きに行きたいと思います。

アンサンブル神戸のHPはコチラ
 




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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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