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「残糸の大島紬」の「残糸」って何?

関健二郎さんの大島紬は色々な種類があるのですが、中でも個性的なのは「残糸の大島紬」です。

これは残糸を使った大島紬なのですが、では残糸とは何でしょうか?

大島紬は精緻な絣柄が特徴です。

この絣柄は糸の段階で染め分け、経糸と緯糸の絣が重なって柄になります。

一本でも糸が切れるなどすると、絣柄が組めなくなるのです。

そのため、大島紬は必ず予備の絣糸を作っておきます。

この予備の糸は、無事に織りあがると残ってしまいます。

これが残糸です。このようにして残った糸が、大島紬の工房にはたくさん置いてあるそうです。

残糸1
<残糸↑>

関さんの工房でも絣柄の着物を作るので、残糸が生まれるのですが、残糸も上質な絹糸に良い染をした大切な糸です。

これを何とか活かせないかと考えて生み出されたのが「残糸の大島紬」なのです。

絣柄を組むのではなく、絣糸の細かい染め分けを陰影にした縞や格子の柄にするのです。

色々な残糸を組み合わせて作るので、ひとつの反物の中に何十種類もの絣糸が織り込まれています。

そのため反物を広げると万華鏡のように様々な表情が飛び出してくるのです。

残糸2
<残糸の大島紬拡大↑>

絣柄に特化しすぎて個性の無い大島紬がある中、関さんの「残糸の大島紬」は限りなく自由で表情豊かです。

「どんな小さなものも大切にして、しかも創造的な命を与える」

そんな風にして関さんはものづくりを続けられています。

残糸3




10月29日(土)~11月6日(日)

「自由自在 創作織 関健二郎」

場所:丸太や

「自由自在 創作織 関健二郎」催事案内のページ




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みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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