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ただ今丸太やでは「久留米絣 儀右ヱ門 ほっとあったかウエアー展」を開催しています。

ところで久留米絣は、その名のとおり絣(かすり)という技法で織られています。

白生地を染めて柄を描くのではなく、糸の段階で染めて織りながら柄を生み出す方法です。

久留米絣のほかにも大島紬や結城紬、小千谷縮など、絣を使った織物は色々あります。



<絣の基本的な方法>

図案に従って糸の柄になる部分を紐などで圧迫します。

柄になる部分を括った糸を染料に漬けて染めます。

括った糸をはずすと、そこだけ白く残ります。まだ糸の状態なので、点々とまだらになっているだけです。

図案の通りに糸を並べます。経糸(タテ糸)に絣柄がある場合、並べた段階でなんとなく柄が見えるようになります。

緯糸(ヨコ糸)を織り込んでいきます。緯糸に絣柄がある場合、織っていくと柄が見えるようになります。ちょうどファクシミリのような感じです。

経糸にも緯糸にも絣がある場合、それぞれが重なりあってより明瞭な柄が浮かび上がります。しかし糸は微妙に伸縮などで誤差が生じるので、織子さんは織りながら緯糸を引っ張ったりして絣をあわせていきます。



かなり大雑把な説明ですが、だいたいこんな感じです。

経糸(タテ糸)のみに絣柄がある経絣、緯糸(ヨコ糸)のみに絣柄がある緯絣、両方を併用した経緯絣がありますが、それぞれ微妙に雰囲気が違います。

こちら経絣。
tate.jpg
経糸方向に、絣柄の微妙なズレによるムラがあります。かすれたように見えるので、「かすり」と呼ばれるようになったそうです。

緯糸は一色なので、経糸の白い部分に緯糸が重なってグレーっぽくなります。




こちらは緯絣。
yoko.jpg
緯糸方向に絣のムラが出ます。

こちらも柄は経糸と重なるのでグレーっぽくなります。




これは経緯絣。
tateyoko.jpg
くっきり白い部分にお気づきでしょうか?

経糸の絣と緯糸の絣が重なると、その部分はくっきり白く浮き上がります。

色の濃淡がはっきり表れ、奥行きのある雰囲気になるのです。



これで皆さんも、街中で絣の織物を見かけると「あ、アレは経絣!こっちは経緯絣!」というのが気になって仕方がなくなるでしょう。ふふふ。




12月18日(日)~25日(日)

「久留米絣 儀右ヱ門ほっとあったかウェアー展」

場所:神戸・元町 丸太や

お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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