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関絹織物の創作大島紬の質感は泥染に秘密あり!

もうすぐ関健次郎さんの創作大島紬展が丸太やで始まりますよ~!!

【創作織 関健二郎 唯一無二の衣】
とき:11月21日(土)~29日(日)
ところ:神戸・元町 丸太や


関健二郎さんの創作大島紬の一番の特徴は「とろっ」とした布の質感♪

それまでの絹の常識を覆すような、きわめて滑らかな肌触りが人気なんです。

どこまでもやわらかく、なめらかな創作大島紬の風合いは、どのようにして生まれるのでしょうか。

関さんはその秘密を、大島紬特有の【泥染】にあるといいます。【泥染】こそが、大島紬の大島紬たる本質なのだそうなのです。

鹿児島に工房を構える関健二郎さんも、泥染だけは奄美大島で行っています。

奄美大島の、鉄分を多く含んだ珊瑚質の細かな土が、泥染に最も適しているのです。

泥染のためにはまず【テーチ木】といわれる奄美に自生する植物を煮出した染料で糸を染めるところから始まります。

大島紬泥染201511171

これがテーチ木のチップ。
大島紬泥染201511172

巨大な鉄カゴに入れ、大釜で煮だすんです。

見てください!この巨大さ!
大島紬泥染201511175

煮汁を発酵させると、赤黒い染液ができあがります。
大島紬泥染201511174

この煮汁に糸を何度も浸けて染めますが、まだこのときは赤茶色です。
大島紬泥染201511173

これを【泥田】に浸して染めるのが【泥染】です。
大島紬泥染201511176

奄美の泥の中に含まれる鉄分と、テーチ木に含まれるタンニンとを反応させ、黒く発色させるのです。



テーチ木染めと泥染を何度も繰り返すことにより、絹糸は大島紬特有の、艶やかでありながら深みのある色に染まっていくのです。
大島紬泥染201511177

大島紬泥染201511178

泥染で変わるのは、色だけではありません。

絹糸が細かな粒子状の泥の中で揉まれることにより、糸が磨かれて、やわらかな質感へと変わっていくのです。

これこそが、創作大島紬の風合いの根源。

あのしっとりとした質感のもとなのです。この泥染をしっかりと重ねるためには、糸質が良くなければなりません。

そうでなければ、糸が泥の粒子の摩擦に耐えられず痛んでしまうのです。

そのため、関さんは泥染に耐えうる、絹糸の中でも特に上質の糸を選んでいます。

最高の糸だからこそ最高の染めをすることができるのです。

奄美で染められた糸は、鹿児島で手機によって織りあげられます。
大島紬泥染201511179

見事に染めあげられた糸。
大島紬泥染2015111710

手で織るということは、糸の感触を感じながら、織りあがる布の質感を想像しながら織るということ。
関大島紬2015110712

一本一本しっかりと糸を打ち込まれた関さんの布は、一般的な大島紬よりも密度が高く、そのため、しなやかでありながらコシがあり、シワになりにくく、しっとりと身体に添う独特の生地風になるのです。

この質感、触ってみないとわかりません!!



お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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