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自然布の帯に感じる夏の涼

昨日のブログでは「からむし織」の帯をご紹介しました。
自然の息吹が感じられるような素朴な風合いが魅力の帯です。

もともとは庶民が自分で使うために身近な植物から糸を取り、織ったのが始まり。
やわらかくてしなやかな絹や木綿とは対極にあるような帯です。
植物の繊維そのものの質感を織りあげた、荒々しいとさえ思える生地風が持ち味です。

現在は主に夏の帯として結ばれています。
ここで、昨日に続き、もうひとつ自然布の帯をご紹介します。

捩り織帯201609111
飾り気のないシンプルな帯。
からむしを主原料に、葛などの植物の糸で織られた帯です。
横段ぼかしのような色合いになっていますが、これは染めたのではありません。
もともとの糸の微妙な色の違いを使わけて織っているのです。

この帯のポイントは織り方。
捩り織帯201609112
横に隙間が織り込まれているのがわかるでしょうか。
これは「捩り織(もじりおり)」といいます。
経糸を交差させることで、布に空間をつくる技法です。
絹の着物や帯でも、夏物の紗や絽の生地ではこの技法が使われています。
絹物は糸が細いので糸の交差を見るのは難しいですが、
太い糸で織られたこの帯では捩りの様子がよくわかります。
捩り織帯201609113

夏の帯として、普段の着物に結んでいただきたい帯です。
昨日のブログ同様、小千谷縮とコーディネートしてみましょう。
捩り織帯201609114
無地感の小千谷縮に自然布の帯。
帯の素朴な質感が、かえって着こなしに個性を加えています。
小物は紺色で、ぐっと抑えた大人の着こなしに。
捩り織帯201609115

この帯は12日までの【特集 夏の帯と帯まわり】展でご覧いただけます。

【特集 夏の帯と帯まわり】
~併催~
【洗える着物と襦袢―東レ シルック展―】
6月4日(土)~12日(日)
神戸・元町 丸太や


お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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