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小山憲市さんの上田紬最新作!!

11月5日から丸太やでは、信州上田の染織家・小山憲市さんの上田紬展を開催いたします。

小山憲市上田紬201610283

【信州上田紬 小山憲市 織個展】
11月5日(土)~11日(金)
場所:丸太や
催しのご案内はコチラ


個展用の作品が丸太やに届きました。
先ほど荷ほどきをしました。

・・・どれも本当にウットリする逸品ばかり・・・♪
さっそくブログでご紹介しようと思ったのですが、どれも素敵すぎて何からご紹介したらいいのか笑
でも、まずはこの着物からご覧いただきましょう!!

小山憲市上田紬201611021
広げた瞬間「うわぁ!」と声を上げてしまいました。
明らかに普通の紬とは一線を画す魅力のある着物です。
今回の作品の中でもとびきりの逸品だと思います。

実はこの着物、10月に上田の工房へお伺いしたときに丁度織り始めていたものです。
小山憲市さんが図案を手に、完成予想を色々とお話しくださいました。
上田紬201611013
この時の・・・
この機にかかっているものです。
上田紬201611012

この着物は「縞・絣・すくい」の要素が一つに重なった多層的な構造になっています。
小山憲市上田紬201611022

まずベースになっているのは、太い縞と細かな縞によるリズム。
縦に走る縞模様が、とても伸びやかな印象です。

そこに重ねられているのが「絣」による変化。
糸の段階で色を染め分ける絣は、大島紬や結城紬などによく用いられる技法です。
縞と格子を基調とする上田紬では絣模様は少ないのですが、小山さんは絣を得意とされています。
文様を表現するためではなく、布に様々な表情を加えるための絣です。
縦方向には雨だれのような白い絣の線が全体に。
横方向にはおぼろげな絣模様が波打つ水面のように広がります。

さらに、最後の仕上げに「すくい織」の模様がちりばめられています。
「すくい織」は、織りながら模様になる糸を途中で一緒に織り込む技法です。
部分的に模様を入れるのに適しています。
この着物の粉雪のような白い点は「すくい織」によるもの。
少し生地から浮いて見えるので立体的な表情が加わります。

こうして説明してみると、様々な技法が幾層にも重なっているのがわかります。

さらに印象的なのは、肩と裾の織暈しによるライン。
構成としては「熨斗目」という着物のデザインに近いものです。
肩と裾に、全体より明るいラインが入ることで、深みのある着物に光が差し込むような印象を受けます。
小山憲市上田紬201611023

地色は青にも緑にも見える繊細な色。
なるべく実物に近づけましたが、カメラではこの色を再現することはできません。
きっと実物をご覧になられたら、かなり印象が違うと思います。
画面では表現しきれない多彩な色彩、ニュアンスがこの着物には含まれているのです。
小山憲市上田紬201611024

これはぜひ実物をご覧いただきたい着物ですね。
そしてぜひ一度羽織ってみていただきたいです。
明日から先行で丸太や1階に展示します。
「誰よりも早く見たい!」という方はぜひ弊店へお越しください♪

お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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