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素朴な風合いに感じる夏の涼

神戸は連日の雨模様です。
いよいよ本格的に梅雨になった感じがしますね!
でも6月はもう残り5日ということで、いよいよ盛夏とよばれる時期です。

そんなわけで、弊店にはとっても涼やかな商品が届いていますよ(^^♪

夏帯201706252

ざっくりとした素朴な風合いが素敵な夏の八寸名古屋帯です♪
主な素材には「からむし」が使われています。
「からむし」は「苧麻(ちょま)」「青苧(あおそ)」などとも呼ばれる麻素材です。
植物の茎から採れる繊維を糸にしたもので、小千谷縮や越後上布などの素材でもあります。
細い糸は着物に、太い糸は帯に、糸質によって使い分けます。
この帯に使われているのはかなり太めの糸。
植物から採った糸の風合いがそのまま生きているような感じがしますよね。
夏帯201706256

さらに、この帯には「からむし」以外の素材も少しずつ織り込まれています。
入っているのは「葛(くず)」「榀(しな)」「雁皮(がんぴ)」がそれぞれ緯糸に10パーセントずつです。
これらの糸は日本に自生する植物たちで、絹や木綿よりも昔に布の材料として使われていたものです。
昔の人はこれらの植物を上手に利用して、衣服や縄などの日用品を作っていたんですね。
色が違って見えますが、これは素材そのものの色の違いによるもので、染めているわけではありません。

夏帯201706253

太鼓柄の部分と前の柄の部分は「捩り織(もじりおり)」が施されています。
これは、紗や絽、羅の着物にみられる技法です。
経糸を部分的に交差させることで生地にすき間を作るもので、主に夏用の着物や帯に見られるものです。
絹などの捩り織部分は糸が細いのですき間も小さいですが、
この帯は糸が太いので隙間もダイナミック!

夏帯201706255

こちらは前の柄の部分です。
前の柄も捩り織があります。
結ぶ際は、半分に折りながら結ぶことになります。
帯芯不要で、この生地のまま結ぶので、とても涼しそうですね♪
夏帯201706254

衣料用の素材として高度に発達した絹や木綿と違い、
これらの天然繊維にはある種野性的な荒々しささえ感じます。
大自然を生き抜く力強さが、布になっても伝わるようです。
手触りも絹や木綿のような滑らかさ、繊細さはありませんが、
工業的な方法では得ることのできない自然の風合いがこの布には宿っています。

自然の味を活かした帯ですので、着物もカジュアルな着物が合います。
普段の気軽なお出かけなどに結んでいただくと良いでしょう。
盛夏用の帯ですので、結ぶ季節は主に7月・8月になります。
夏帯201706251

機械で制作するのは不可能な、貴重な帯です。
ちなみにこの帯、弊店のサマーセール対象品です♪
セールは少し先なんですが、この帯に関してはセール価格でお求めいただけます。
価格など詳細は丸太やまでお気軽にお問合せください(^^♪

お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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