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手仕事の魅力!帽子絞りの工房見学

1月25日から丸太やでは【京絞り寺田 寺田豊 手仕事の魅力 絞り染作品展】が始まります。

絞り染は多数の工程を専門の職人が受け持つ分業制です。
一つの着物を作るにも、何人もの職人の間を行き来し、多くの手をかけて作られています。
寺田豊さんは、それらの職人を取りまとめる総監督の立場。
作るものに応じて職人に指示を出し、着物を完成に導くコンダクターです。

先日絞り染の仕事の一部を見学させていただきました。絞り染の原理は非常にシンプルです。
布を糸で括ったり、挟んだり、強く圧迫することで染料が染みるのを防ぎ、模様を染め分けるのです。
原理はとても簡単なのですが、それがとても多彩で高度な技法に発展したのが日本の絞り染。
技法ごとに専門の職人がいるのです。
寺田さんが「途絶えると復活がとても難しい技法」というのが「帽子絞り」という技法。
模様の部分を縛り、防染のビニールを帽子のように被せることから帽子絞りという名があります。
模様の縁を糸で縛るため、どんな形の模様も輪郭が一直線に揃うよう工夫をするのが重要です。

まずは模様の輪郭を糸で縫い、引き絞ります。
輪郭が全て同一直線上の円に収まるようにし、芯を入れて縛ります。
帽子絞り201801191

上からビニールを被せて防染します。
昔は竹の皮を使っていたそうです。
ビニールができて帽子絞りはとても仕事しやすくなったそう。
新しい技術や道具は伝統の手仕事も進化させるようです。
帽子絞り201801192

染料が染み込まないようしっかり縛って一つ完成です。
これを模様の数だけ一つ一つ手でこなしていきます。
帽子絞り201801193


「星のような多角形も、細長い模様も、工夫をすれば直線になります。図形の勉強のようなものですね」

と解説してくださる職人さん。
どんな無理難題も断ることは無いそう。
「手が良いだけでなく、とても研究熱心な方」と寺田さんも全幅の信頼を置いています。
五十年以上帽子絞りに携わってきたその手は、強い力を掛けてきたため指の形が変形するほどです。
帽子絞り201801194

大きな模様を染め分ける桶絞りもされますが、帽子絞りのほうが得意分野だそう。
それぞれの技法に難しさがあり、どれかの技法に専念したほうが良い仕事ができるのだそう。
絞り染の世界は高度な技術を磨くためにそれぞれ得意な分野に専門化し、分業が進んだのだそうです。

明日は染め工房の様子をご紹介いたします♪

京絞り寺田展201801
京絞り寺田 寺田豊
【手仕事の魅力 絞り染作品展】
1月25日(木)~30日(火)
神戸・元町 丸太や


お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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