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八重梅文様の逸品大島紬

まだ冬はこれからだというのに、1月になると「新春」という言葉の効果か、春を感じる気がします。
寒さは厳しいのですが、厳しさの中にもあたたかな気持ちが芽生えるというか。
冬至も過ぎたので、これから季節は春に向かっていくのでしょうね♪

早春といえば「梅」
他の花に先んじて咲く梅の花は万葉のころより愛されています。
着物や帯の文様としてもよく見られる梅。
この着物にも梅の花が華やかに咲いています。

大島紬201901021
こちらは八重梅文様の本場大島紬。
本場大島紬の中でも、かなり凝った作りの逸品中の逸品です。

模様の構図は細長い市松状です。
左右で柄の幅が違うのが分かると思います。
反物の左右が対称だと、同じように絣をつくれるので手間が楽になるのですが
この大島紬は左右非対称のため、絣もそれだけ糸の種類を多く用意しなければなりません。
さらに、柄の長さが長いのもわかるでしょうか。
大島紬の柄は同じ模様を繰り返して繋がっていきますが、
柄の長さが長いとそれだけ一つの模様に必要な絣糸の種類も多くなります。
いったいこの大島紬は、絣糸を用意するだけでもどれだけ大変だったでしょうか。
大島紬201901022

織りあがった布を見ても、模様がくっきりと美しく表現されています。
一元絣(ひともとがすり)という、経緯2本ずつの絣で1つの点を作る技法です。
経緯2本ずつ、計4本の糸が重なっているので、それだけ絣の点がくっきりするのです。
花の色も様々な色で染め分けられていますね。
このような多色の大島紬は地色以外の色を糸の段階で部分的に色をすり込んで染めています。
絣を括って泥染し終わったあと、柄の部分だけ更に色を足していくのです。
織る前にも様々な工程があって、なかなか織るところまで進みませんね。
大島紬201901023

そして、無地のように見えるところも、実は無地ではありません。
よくみると、細かな絣の点で埋め尽くされているのが分かります。
どこまでも手を抜いたところがないのです。
ここまでこだわった大島紬は、今目にすることはほどんどできないでしょう。
大島紬201901024

着物に仕立てると、柄の流れが伸びやかでスタイリッシュな着物になります。
構図は直線的ですが、桃山調の梅の模様がやわらかな印象で程よいバランスです。
大島紬201901025

そして、泥染大島特有の、しっとりなめらかな手触りは他の着物では味わえないもの!
この着心地にほれ込んでしまう方がいらっしゃるのもわかりますね~。
大島紬201901026

こちらは現品1点限り。
丸太やのお宝のような着物です。
それでも仕立上がり価格は袷で40万円を超えません。
このクラスの本場大島紬をこの価格では普通無いでしょう。
詳細は丸太やまでお気軽にお問合せください(^^♪

お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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