【帯の紫紘】曾爾高原の風景を繊細な織で表現した袋帯
ただ今丸太やでは【帯の紫紘 作品展―古典とモダン―】を開催しています。
昨日弊店にお越しくださった野中彩加さんは、学生時代は日本画を専攻されていたそうです。
現在は帯のデザインなどにも携わっておられますが、学生時代の経験も生かされているとのこと。
こちらの帯は、野中彩加さんがデザインした紫紘オリジナルの袋帯です。

この帯は【曾爾高原】という題が付いています。
曾爾高原(そにこうげん)は奈良県にある高原です。
この帯のデザインは彩加さんが制作した日本画が基になっています。
学生時代に卒業制作として制作した絵で、帯のデザインを作られたのです。

爽やかな高原の風を感じるような、素敵な帯です。
この帯には、紫紘が得意とする箔の糸をふんだんに用いています。
箔の糸といえば、金銀の煌びやかなものをイメージするかと思いますが
金銀以外にも様々な色合いや表情の箔糸が使われます。
つやつやとした緑のみずみずしさを感じる質感は、箔糸の効果です。
濃い緑と薄い緑の箔を使い、高原の遠近を表現しています。
何でもないような表情ですが、この自然な感じは緻密な織の設計で表現できるものです。

空の部分も箔の糸の味わいがあります。
乳白色の、少し斑になったような表情は箔糸の成せる技。
朝霧に包まれたような、あるいは薄曇りの空のような、柔和な表情が幻想的です。

曾爾高原には、わずかながら木も生えているそうです。
帯の前の柄は、木立の模様です。

夢の中に出てきそうな風景ですね。
淡い色や輪郭が、記憶の中の遠い風景を呼び覚ましてくれるようです。

かすんでいく暈しの表現は、織物では非常に難しいことのひとつ。
よくみると、小さな糸の点によって暈しが表現されているのが分かります。
この一粒一粒を、どのような位置と大きさで配置するか、
気の遠くなるような設計を経て、自然な風合いになっているのです。

実際に結ぶとこんな雰囲気♪
以前、彩加さんが弊店にお越しくださったときの写真です。

他では見ることのできない稀有な帯ですが、
結ぶととても上品ですっきりとした帯です。
コーディネートしやすく、使いやすい帯といえるでしょう。
そして、手にしていただくとわかりますが、とっても軽いです。
軽くて薄くてしなやかなので、結び心地も良い帯です。

このときは紬地の小紋に結んでおられました。
紬や小紋の他、色無地、付下げ、訪問着など、様々な着物に合わせることができます。
野中彩加さんの心の風景が見事に表現された作品です。
価格など詳細は丸太やまでお気軽にお問合せください(^^♪

【帯の紫紘 作品展―古典とモダン―】
1月19日(土)~27日(日)
神戸・元町 丸太や店内
催しのご案内は<コチラ>
お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ
Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp
facebook始めました!よかったら「イイネ!」って押してネ!→丸太やfacebook
昨日弊店にお越しくださった野中彩加さんは、学生時代は日本画を専攻されていたそうです。
現在は帯のデザインなどにも携わっておられますが、学生時代の経験も生かされているとのこと。
こちらの帯は、野中彩加さんがデザインした紫紘オリジナルの袋帯です。

この帯は【曾爾高原】という題が付いています。
曾爾高原(そにこうげん)は奈良県にある高原です。
この帯のデザインは彩加さんが制作した日本画が基になっています。
学生時代に卒業制作として制作した絵で、帯のデザインを作られたのです。

爽やかな高原の風を感じるような、素敵な帯です。
この帯には、紫紘が得意とする箔の糸をふんだんに用いています。
箔の糸といえば、金銀の煌びやかなものをイメージするかと思いますが
金銀以外にも様々な色合いや表情の箔糸が使われます。
つやつやとした緑のみずみずしさを感じる質感は、箔糸の効果です。
濃い緑と薄い緑の箔を使い、高原の遠近を表現しています。
何でもないような表情ですが、この自然な感じは緻密な織の設計で表現できるものです。

空の部分も箔の糸の味わいがあります。
乳白色の、少し斑になったような表情は箔糸の成せる技。
朝霧に包まれたような、あるいは薄曇りの空のような、柔和な表情が幻想的です。

曾爾高原には、わずかながら木も生えているそうです。
帯の前の柄は、木立の模様です。

夢の中に出てきそうな風景ですね。
淡い色や輪郭が、記憶の中の遠い風景を呼び覚ましてくれるようです。

かすんでいく暈しの表現は、織物では非常に難しいことのひとつ。
よくみると、小さな糸の点によって暈しが表現されているのが分かります。
この一粒一粒を、どのような位置と大きさで配置するか、
気の遠くなるような設計を経て、自然な風合いになっているのです。

実際に結ぶとこんな雰囲気♪
以前、彩加さんが弊店にお越しくださったときの写真です。

他では見ることのできない稀有な帯ですが、
結ぶととても上品ですっきりとした帯です。
コーディネートしやすく、使いやすい帯といえるでしょう。
そして、手にしていただくとわかりますが、とっても軽いです。
軽くて薄くてしなやかなので、結び心地も良い帯です。

このときは紬地の小紋に結んでおられました。
紬や小紋の他、色無地、付下げ、訪問着など、様々な着物に合わせることができます。
野中彩加さんの心の風景が見事に表現された作品です。
価格など詳細は丸太やまでお気軽にお問合せください(^^♪

【帯の紫紘 作品展―古典とモダン―】
1月19日(土)~27日(日)
神戸・元町 丸太や店内
催しのご案内は<コチラ>
お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ
Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp
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