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精緻な刺繍が美しい江戸時代の小袖

ただ今丸太やでは【名和野要コレクション 日本と世界の民族衣装展】を開催しています。
日本の民族衣装といえば「着物」です。
今回は現代の着物の原型といえる江戸時代の「小袖」を展示しています。
小袖はもともと衣服の下衣だったものが、活動しやすさを求めるうちに外衣に変化したものです。
小袖が衣服の主流になるとともに、模様を表現する技法も発展しました。
より絵画的な表現が行われるようになり、現在の着物の模様表現へと繋がっていきます。

こちらの小袖は江戸時代中頃と思われるもの。
小袖201902231
藍で染めた生地に、松と千鳥の刺繍がされています。
とても精緻で繊細な刺繍に見とれてしまいます。

小袖201902232
松の枝葉の細かなところまで丁寧な刺繍です。
模様を表現する技法の中でも、刺繍は最も歴史が古いもののひとつです。
場所も道具もそれほど必要とせず、基本的に糸と針があればできるので
世界中の民族衣装も刺繍で模様付けされたものがほとんどです。
友禅染など、布に直接模様を染め付ける技法は刺繍よりずっと後の技法です。

小袖201902233
空に舞う千鳥も、一羽ずつ刺繍されています。
羽の表現までとてもリアルです。
この時代は現代の繭より絹糸が細く、生地も薄く作られています。
そのため刺繍もより繊細な表現ができたのだそうです。

地色の藍色はとても色濃く残っています。
江戸時代の色は全て草木染です。
最も一般的な染料は藍色です。
赤い色は紅花や茜で染められています。
刺繍の金も本金です。
小袖201902234

現代では再現することもなかなかできないでしょう。
江戸時代の高度な技を知ることができる、貴重な資料です。
こちらの小袖は3月3日まで弊店2階にて展示しています。

名和野要民族衣装展20191
【名和野要コレクション 日本と世界の民族衣装展】
~文様から読み解く世界の文化~
2月23日(土)~3月3日(日)
神戸・元町 丸太や店内
催しのご案内は<コチラ>


お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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