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工房チリントゥ 戸谷真子さんの紅型制作工程

8月8日(土)から12日(水)まで丸太やでは
【紅型・工房チリントゥ 戸谷真子 作品展】を開催いたします。

戸谷真子さんは、ほぼすべての工程をご自身で一貫して制作されています。
どのように作品が作られていくのか、ご紹介します。

<デザイン~型紙制作>
紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007311
戸谷真子さんのデザインは全てオリジナルです。
題材は身近な動植物だったり、頭の中に浮かんだ空想だったり、様々。
スケッチを重ねて、最終的な図案に仕上げていきます。
これまでに作られたデザインにはそれぞれ模様ができるまでのストーリーがあり
まるで絵本を読んでいるようなやさしい気持ちになります。

デザインができたら、型紙に図案を写し、小刀で型を彫ります。
糸のような細い線や、透かし彫りのように繊細な模様も一つ一つ手で彫ります。
最後に型紙を補強するため紗張りをします。

<型置き~色挿し>
紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007312

紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007313

型紙を生地に置き、糊で型置きします。
模様の周りを糊で囲むようなかたちになり、中に色を挿すことで模様を表現します。
連続する模様の場合は、前後の模様とずれないように型紙を合わせながら型置きします。

紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007314

紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007315
色挿しには天然の顔料を使い、大豆の絞り汁を使った呉汁を混ぜて乳鉢ですり潰し
その日に使う分だけの色を用意します。
一度下塗りをした上に、もう一度色を重ね塗りし、色に厚みを出します。
さらに、部分的に暈しで隈取りをし、深みと奥行きのある紅型らしい色合いに仕上げます。

<地染~仕上げ>
紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007316
柄の色挿しのあと、一度蒸して水洗いしたら、もう一度柄を糊で伏せて地色を染めます。
地色と柄の色を、工程を分けて染めることで
それぞれの色が際立ち、紅型独特の明瞭な色彩が生まれます。

色挿しが全て終わったら、全体をもう一度蒸して水洗いし
生地のゆがみなどを整えて仕上げをしたら完成です。
戸谷真子さんの工房では、ほとんどの工程を分業ではなく一貫して制作しています。
そのため、細部まで戸谷真子さんの思いが行き届いたオリジナルの作品が生まれるのです。
紅型工房チリントゥ戸谷真子制作工程202007317

一つの紅型ができるまでには、様々な工程に分かれていますが
どの工程もきちんとできていないと、良い作品にはなりません。
数多くの工程の、全てにおいて気を抜くところは無いのです。
制作の背景を知ると、作品がより愛おしく感じますね!

工房チリントゥ戸谷真子紅型展20200730
【紅型・工房チリントゥ 戸谷真子 作品展】
8月8日(土)~12日(水)
神戸・元町 丸太や店内
催しのご案内は<こちら>



お問い合わせは丸太やへ→丸太やホームページ

Tel: 078-331-1031
FAX: 078-331-1852
E-mail: marutaya@tulip.sannet.ne.jp

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プロフィール

みきゆづる

Author:みきゆづる
神戸・元町の老舗呉服屋「丸太や」の店員です。
元町商店街一番街の大丸前入り口から入ってすぐの店先に着物姿で立っていることが多いです。
音楽が好きで、バイオリンもかじっています。
年2回の丸太やフレンドリーコンサートで演奏もします。

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